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<はじめに> 本来、魚拓とは自分で釣った魚を、釣り仲間にどこの磯で、どこの湖であるいは人里はなれた奥深い渓流で、こんな仕掛けで釣ったのだ。と多少なりとも自慢し、誇るための記録技術の手法です。 釣り人なら魚の美しさに魅了された経験が少なからずあろうと思います。釣りに夢中でそれどころではないとおっしゃる方もおられるでしょうがそれはそれでかまわないと思いますが、マダイの赤い色にちりばめられた無数の青い斑点、沖メジナのコバルトブルーの魚体、パーマークにかたどられた魚体に点在する朱班が美しいアマゴ等々、釣り人でしか経験できない魚の美しさです。 この魚の美しさを何とか表現できないものかと生まれた技法がカラー魚拓であり、さらに魚の大きさにはそれほど拘ることなく、生きた魚として魚に動きを与えるべく魚拓、いわゆる絵画として楽しめる美術魚拓とがあります。 それではこれから魚拓の作り方について出来るだけわかりやすくご説明します。 |