庭の木々も芽吹き始め、釣り人のみならず誰しも心浮き立つ華やかな季節は、やはり春でしょう。
雪国の人たちにとっては、ことさらこの思いは強いものがあります。
魚たちにとっても水ぬるむこの時期、活発にえさを求めて泳ぎ回ります。


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サヨリ

暖かい陽気に誘われて、岸辺近くに小さな群れを作って寄ってくる。比較的容易に釣れるのでファミリーフィシングとしても人気がある。春の大物は40cmにも達する。刺身で食べると、淡白の中にも濃厚な味を秘めたおいしい魚である。

メバル

春告魚の名で知られるように、春の気配を感じられるとメバル釣りが始まる。メバル特有の魚信に魅せられ人気の高い釣り魚である。煮魚にすると身離れがよくすこぶるおいしい。

アマゴ

奥深い渓谷に棲息し、妖精と呼ばれるように、その姿、形は非常に美しい。水温が上昇するにつれて淵から瀬へと出てくる。釣り人もそれなりの対応が必要になる。ヤマメとの形態的差異は、体側に鮮明な朱斑点があるのがアマゴ、無いのがヤマメという点である。

マダイ

その姿、形、色調、味のよさなど何をとっても欠点のない魚とされ、日本では古くから魚の王様としてもてはやされてきた。ただ最近は養殖が盛んで、釣り人以外、本当のマダイの美しさを忘れかけているのが残念である。

クロダイ

内湾や汽水域、荒磯まで広く棲息しており、大胆にして繊細な習性と相俟って、釣り人にとっては好対象となっており、その釣り方も落とし込み、へち釣り、磯釣りと多種多様である。

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