うっとうしい梅雨があけ気がつけばいつの間にか夏本番、蝉時雨さえわずらわしく感じるこの時期
うだるような暑さの中、どっこい釣り人はがんばっています。ある釣り人は堤防から黒鯛を狙い
またある釣り人は川の水にわずかながらの涼を求めてアユつりに没頭しています。

〜魚拓を大きくしてご覧ください〜 美術魚拓館へ戻る

スズキ

沿岸に生息し、夏には河口から川を遡上する。25cmくらいのいわゆる"セイゴ"はこの時期、堤防からもよく釣れる。最近は若者の間でスズキのルアーフィッシングに人気がある。40〜50cmのフッコクラスは、塩焼き、刺身がおいしい。

トビウオ

釣りの対象魚ではないがその姿に特徴がある。胸ビレ腹ビレが極端に大きく、尾ビレも上下の長さに差異があり、大型魚などに襲われるとそれらのヒレを最大限に生かして100〜300mもの距離を滑空する。九州では中、小型のものを丸干ししたものを"あご"と言い、高級なだしとして利用している。

スルメイカ

日本人が一番好んで、しかも手軽に食べられるイカといえばこのスルメイカである。刺身でよし、塩辛でよし、沖漬けとくれば日本酒党にはたまらない肴である。

アユ

一年で一生を終える魚なので成長が早く、親魚が9〜12月頃に産卵し孵化した稚魚は海にくだり、3〜5月頃群れを成して河川の岸よりを遡上し、8月頃には親魚になって抱卵する。アユの食べ方もいろいろあるがワタをそのまま食べる塩焼きが最高にうまい。

マゴチ

体は上下に極端に押しつぶされ扁平している。白身の高級魚で、肉は弾力に富み甘みがあり、薄造りにして食べるとしこしこした歯ざわりで秀逸。真夏の船釣りの代表である。

春の魚ページへ 秋の魚ページへ 冬の魚ページへ